シンガポールの正月 「ローヘイ!」 [シンガポール]
シンガポールの旧正月(チャイニーズニューイヤー)。
旧正月の恒例行事は親戚めぐり。
順番に親戚の家をめぐってはみんなで一緒に食卓を囲みます。
会社だと年末年始は取引先との食事会が恒例行事となります。
そういう場で決まって最初に出てくるのがこの料理。
魚生(ユーシェン)
ニンジンなどの野菜が盛り合された大皿。
ここから(中国語で)、恭喜發財、生意興隆、・・・
などのまじないを唱えながら、いろんなものをトッピングしていきます。
日本語だと、
新年おめでとう、商売繁盛、家族みな健康、何事もうまくいきますように、
てなところなんでしょう。
サーモンの刺身、ゴマ、などを載せます。
それぞれに富や幸福などの意味があるそうです。
ワンタンの皮を揚げたようなもの、さらにドレッシング・・・。
これで準備完了!
ここからが客の出番。
それぞれに箸を持って皿に突き刺す。
そして、「ローヘイ」、「ローヘイ」と叫びながら、箸でつまんでは
高く持ち上げてべしゃっと皿に落とす。
高く持ち上げれば持ち上げるほど、大きな福が到来する・・・とか。
ローヘイという言葉に意味があるかどうかは知りませんが、
この動作自体は猟師が魚を引き上げる動作に起源があるんだそうです。
単純な作業ですが、みんなでやると不思議と楽しい!
1分ほど続けると、こうなります。
ミックス完了!
これをそれぞれの皿に取り分けて食べる。
ハチミツ系の甘~い味。
味の系統的には日本のなますですかね。酸味はありませんけど。
ちなみにこれ、中国本土でも香港でもやりません。
旧正月の恒例行事ですが、シンガポールに独特のものらしいです。
シンガポールでやるのもこれが最後かな。日本帰国まであと1ヶ月。
なかなか愉快なイベント?ですね。
場が和んで、愉しい食事になりそうです。
このあとは普通の料理になるのでしょうか。
by ナツパパ (2011-02-22 08:13)
魚が生って書いてある料理なのに野菜の盛り合わせなんですね。
中国語でローヘイ、って言ったらかつての中国女子バレーの郎平せんしゅですねぇ~(笑)
シンガポール独自って言うのも面白いですね。
by seiji (2011-02-22 10:58)
5~6人でこの一皿だったら、あっという間になくなっちゃいそうですね。
他にもお料理あったのかしら。
・・・あら?日本へ本帰国ですか? 月日が経つのは早いですねぇ。
by Inatimy (2011-02-22 22:31)
ナツパパさん、
これがコース料理の最初に出てきます。
旧正月のスペシャルコースです。
seijiさん、
実は私も朗平選手を思い出しました。
当時はセンセーショナルでしたね。
Inatimyさん、
このほかにも料理は出てきます。
この時期のスペシャル前菜です。
3年いましたがあっという間でしたね。
by Jalana (2011-02-28 00:05)