マレーシアでおそろしくたくさんの蛍を見て感動する! [旅行]
シンガポールからの半日ツアーに参加しました。
昼過ぎに市内のホテルに集合してバンに乗り込んでみると
参加者は我が家族のみのようです。
出発して1時間もしないうちにマレーシアとの国境へ。
ゴルフに行くときは西側の橋を渡りますが、このツアーは北側。
こっちの国境施設も最近新しくなったようです。
自家用車で行くと車に乗ったまま出国と入国手続きができますが、
バスとかバンとか乗り合いの車の場合は一旦降りて手続きしなければいけません。
出国と入国それぞれなので結構面倒。
マレーシアの国境の町ジョホールバルでは、マレー文化村というところで一旦休憩。
ここではマンゴー、ドリアン、ジャックフルーツ、カカオ、ゴムの木など熱帯の植物が
見られます。それに伝統音楽の演奏など。
そのままお約束のみやげ物やに誘導されていろいろと勧められるのを聞き流す・・・。
そこからさらに車で走ること数10分。
ようやくコタ・ティンギというところに到着しました。
そこでひとまず腹ごしらえ。
マレー系の(?)中華料理を堪能します。
実はその間は大雨。ここのところ夕方に1~2時間大雨が降ることが多いのです。
添乗員の「あまりに雨がひどいと蛍が少ないんだよね~。」なんて話を聞きながら
ゆっくりと食べる。
願いかなって食べ終わる頃には雨は上がりました。
気持ちはだんだん盛り上がる!
レストランを出て、川沿いの船着場に。
ライフジャケットを受け取って舟に乗り込みます。
10~15人乗りぐらいかな?小さな舟です。
雨のせいでベンチは濡れていますが、配られた古新聞を敷いて腰を下ろす。
船着場のあたりはまわりの店やレストランの明かりで結構明るいので
このあたりだと蛍は見えないでしょうね。
そこから川を上り(下り?不明です。)ます。
橋の下を通るときに上を見上げるとたくさんの鳥の巣が見えます。
落下物に注意!
10分ほど舟で進むと、そこはディスカバリーチャンネルの世界です。
真っ暗な密林の中を流れる川をさかのぼって未開の地に分け入る!
そういった風情ですね。
(この後、日はとっぷり暮れて、まわりの人工の光は一切なくなります。)
すると、「あそこ、あそこ!」
川岸に目を凝らすと1本の木に無数の小さい光が見えます。
「お~っ、すごい! 蛍だ!」
なんて喜んでしまいましたが、まだまだそれは序の口だったのでした。
目のほうもだんだん暗闇に慣れてくるわけですが、さらに進むと
「コレってホントに全部ホタルなの?」
と疑いたくなるほどの数です。
昔、九州で小川を飛び交うホタルを見たことがありますが、
ここのホタルはどちらかというと静かに動かず光ります。
2年ほど前に厚木でもホタルをみましたが、ここはもうまったく比較にも
ならないぐらいの大スケールです。
面白いのが、川岸で満遍なく光るわけではなくて、特定の種類の木に
密集して光っているのです。その木の輪郭までをも浮かび上がらせます。
川岸の見渡す限りにクリスマスツリーがたくさんあるようなそんな印象。
(その木の汁を吸ってホタルは育つんだそうです。)
これは間違いなく感動します。
暗くてしかも揺れる舟からだと写真を撮るのが不可能なのが残念ではありますが、
でもこれはまさに心に刻むべき風景なのでしょうね。
ときおりホタルが飛んできて舟のヘリにとまったりするとまた大騒ぎ。
子供たちも興奮しています。
聞くところによると何年も前にこのホタルツアーを始めた頃に比べると
ホタルの数は減っているんだそうです。
この景色をみんなに見せてあげたい反面、なんとかこの環境を静かに
守れないものかと、矛盾した考えが浮かんでしまうのでした。
実はツアーに参加する前はばかにしていたところがありましたが、
これはスゴイ。感動が心に刻まれました!
きっとすっごくきれいなんでしょうね。NYも少しアップステートに行くと夏はすごい蛍の数になります。100匹くらいチカチカ、キラキラ光ってきれいなんですよ。でもクリスマスツリーみたいに木の輪郭までをも浮かび上がらせるなんて、本当にすごいですね。その感動、伝わってきます!
by newyork (2009-05-07 00:27)
何だかスゴソーですね(^0^)
ほとんどホタルを見たことがないので
是非見て感動してみたいな~。
by うっしー (2009-05-07 07:43)
自分の目で見ないとわからない景色ってありますよね。
写真の技術がどんなに進歩しても、生で見て心に刻んだものにはかないません。
私も今回の旅で痛感しました。
by YAP (2009-05-07 08:10)
おそろしくたくさんの蛍見てみたいです。こればっかりは写真では判らないですよね。蛍は温かいところで育つのでしょう。それから、水がきれいなところが好きだと聞いたことがあります。
by hideyuki2007y (2009-05-07 09:01)
綴られた言葉から想像して、かなりの大群なんでしょうね~。
見てみたい、っていう気持ちがそそられます。
感動するほどのホタルの数か・・・そんな環境があるのは国の宝ですね。
ぜひぜひ、ずーっと残っていって欲しいです。
by Inatimy (2009-05-07 16:45)
マレーシアでもホタルが見られるんですね。
一度見てみたいです。
でも、そのツアーによってホタルが減少していっているという
現実はなんかせつないですね。
by シゲル (2009-05-07 22:48)
newyorkさん、
ほんとにすごいですよ。
数なんか数えられませんが、何万匹??ですかね。
ホタル以外に光がない真っ暗な環境もスゴイ。
うっしーさん、
今まで見たホタルがなんだかかすんでしまうぐらいでした。
YAPさん、
写真で見るのと生で見るのとでも、また印象に違いがありますもんね。
やっぱり生だと視覚以外にいろんな感覚が働いてるんだと思います。
hideyuki2007yさん、
マレーシアだと年中暑いので、一年中見られるんだそうです。
水のきれいさも重要だと聞いたことあります。
Inatimyさん、
いろんな人に見せてあげたい気分です。
マレーシアって熱帯雨林を伐採して農園にしてきた歴史があって
環境保護の面からは非難されることも多いようですが
(とはいえ生産物を消費するのは日本などの国々なんですが)
自然もまだまだいっぱいです。
シゲルさん、
やっぱり人が入ると多少なりとも環境は悪化するんでしょうね。
それを考えれば複雑な心境です。
by Jalana (2009-05-08 00:36)
へぇ~、マレーシアにも蛍が見られるんですね。
こちらも見ることができるんですが、水辺じゃなくて、芝生の上とかにいるので、ちょっと趣きが違います。
その壮大なスケールの蛍の群舞、見てみたいなぁ~
by seiji (2009-05-09 15:16)
私も数年前に行きました。
ホントすごいですよね!
乗り気じゃなかった父を無理やり連れてったのですが、
父の方が感動が大きかったみたいです。笑
by haru (2009-05-11 01:38)
seijiさん、
マレーシアには何か所もこういう場所があるようです。
まさに大群です。
haruさん、
行きましたか。
わたしも「わざわざホタル見にマレーシアまで行くの?」って感じでしたが
結局行ってよかったですね。
by Jalana (2009-05-11 10:56)