シンガポール”旧”最高裁判所に行く [シンガポール]
シンガポール旧最高裁判所の見学ツアーに参加してきました。
この旧最高裁判所は隣のシティーホールの建物と結合して、
いずれミュージアムとして公開されます。
この日は改修工事前の最後のツアー。
そういえばこの最高裁判所およびシティーホール前って昨年F1観戦した場所でした。
ツアーの最初は裏口へ!
拘置所から運ばれてきた被告人が車で入っていくのがこの扉。
車を降りた被告人はここに入れられます。
中には壁に取り付けられたベンチと便器。
トイレで用を足したら外の係員を呼んで水を流してもらうんだそうです。
前の写真で、水洗のタンクが部屋の外に設置されているのがわかります。
自殺防止でひも状のものは手の届くところには置かないとのこと。
なんだか生々しい・・・。
こういうところにはお世話になりたくないものです。
ちなみにシンガポールでは飲酒運転で捕まると即裁判所行き!
身元引き渡しはシンガポール人に対してのみ認められます。
そうすると、つかまってしまった場合シンガポール人の知り合い(会社の同僚など)に
連絡して迎えに来てもらう必要があります!
シンガポール人の飲み屋のママに連絡して来てもらうケースがあるとかないとか・・・。
さて次は裁判室。
ここではかつてシンガポールを攻めた日本の戦犯も裁かれたそうです。
手前にガラスで仕切られた細長いスペースが見えますがそこが被告人席。
配置的には先ほどの拘置部屋が1階、この裁判室が2階になっているのですが
拘置部屋の一角から上に登る専用階段があって、それがこの裁判室に
直結しているのです。
この階段を上ってきて直接被告人席に座ります。
どこの裁判所もこういうつくりなんでしょうかね。
さて2階のテラスからの眺め。
右にマリーナベイサンズ、左にエスプラネード、その向こうにシンガポールフライヤー。
手前は由緒正しきシンガポールクリケットクラブです。
ローンボール場(?)と天然芝のテニスコートが美しい。
旧最高裁判所のミュージアムとしての公開は2012年以降。
シンガポールというと、道に唾とか痰を吐いても捕まると聞いたことがあるのですが、拘置所もけっこうなキャパシティが要求されるのではないでしょうか。
こういうところには、お世話になりたくないですね。
by YAP (2010-11-27 19:57)
やっぱり被告人がいるスペースって、観るだけでもあまり気分のいいものじゃないですね。
日本の戦犯もシンガポールで裁かれているんですね。
by seiji (2010-11-27 20:16)
げげ、これは見てもあまり気持ちのよいものではないですね~
でも、なるほどな~と色々思いながらしっかり見学してしまいそうです。
by めぎ (2010-11-28 08:33)
YAPさん、
唾はきはその場で即罰金みたいですよ。
500シンガポールドル、3万円。
seijiさん、
日本ってアジアのいろんなところで戦争した歴史がありますからね。
シンガポールも例外ではないです。
めぎさん、
裁判室や裁判官の部屋の見学を想像していましたが、
なるほど裁判所の中にはこういう施設も必要なんだなと感じました。
by Jalana (2010-11-28 18:29)
私も見学してみたいなぁ。
そうそう、便器は和式なんだ!
by うっしー (2010-11-28 18:47)
うっしーさん、
和式というかアジア式ですね。
和式にある前方の覆いはなくて、まっ平らです。
by Jalana (2010-11-28 20:31)
廊下の扇風機だけなんですね・・・暑い日は大変そうだ~。
by Inatimy (2010-11-29 06:30)
1階の冷房はどうだったかな?
2階以上はもちろんエアコンが入ってます。
罪人ではなくあくまで被告なのでそれほどひどい扱いはできないと
思うんですけどね。
by Jalana (2010-11-30 00:38)