転職のワケ(4)スリランカとのつながり [転職]
前回までのお話し
「なぜにスリランカ?」
ということで今回はスリランカのお話し。
ご存じない方も多いと思いますが、
スリランカではつい最近の2009年まで民族間の内戦が
行われていました。
しかもその内戦は1983年から26年間もの長きに亘っています。
その影響もあって、経済の中心であるコロンボ市でさえ
まだまだ開発途上という状態です。
イメージとしてはASEAN諸国の周回遅れ的な感じです。
そのため生活の基盤となる住宅の開発や、商業施設の開発も
まだまだこれからという状態なのです。
更に歴史をさかのぼります。
第二次世界大戦後、敗戦国日本の行く末を決めるべく
サンフランシスコ講和会議が開かれました。
連合国は戦時中から日本の分割統治を計画していました。
ソ連、アメリカ、中国、イギリスが、それぞれ日本を地域ごとに
ばらばらに分割して統治する計画です。
サンフランシスコ講和会議において、日本に対する強硬姿勢の
流れを変えたといわれるが、スリランカ代表として会議に参加していた
J.R.ジャヤワルダナ蔵相(のちの大統領)の演説なのです。
仏陀の言葉を引用して
「憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む」
と説き、スリランカは日本への賠償請求を放棄しました。
この演説は各国の賛同を得て、日本の戦後の再出発の道筋を作りました。
また結果的に分割統治案は廃案となりました。
つまり戦後の日本の発展にはスリランカが影響しているのです。
今日でも日本からスリランカへの国際援助額が多いのも
こういった歴史背景が影響しています。
いささか大仰ではありますが、
-歴史的に恩のあるスリランカに恩返しがしたい。
-日本とスリランカの架け橋になりたい。
という理念が、スリランカで起業!に賛同した理由です。
志が高い!
こういう歴史的背景を知ると、思い入れも出てきますね。
by YAP (2016-02-02 08:18)
YAPさん、
ありがとうございます。
これが転職を決めた要因というわけではないですが、
やっぱりチャレンジするなら理想は高く!ですかね。
by Jalana (2016-02-04 15:21)